恵矢の朗読ライブPIECES vol.1 ライブ報告 写真とアンケート

恵矢の朗読ライブPIECES vol.1 ライブ報告 写真とアンケート

2015年05月14日(木)

 2015年5月2日(土)19:00~20:15 『PIECES vol.1 That’s life 』
 
満席御礼となりました。みなさま、ご来場、ありがとうございました。


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 一人でしか 歩けない道
 このくらい宇宙に 弧を描く光
 それぞれが それぞれに たどってる
 (恵矢)

 
 ライブはこの詩で始まり、様々な詩、junjunさんのパートを経て、
 宮沢賢治の『原体剣舞連』を経て、この詩(と内緒のおまけ)で終わりました。

アンケートより
 ☆宇宙に光。この一室の空間において、それは真実なんだなあ。この世の
 人間たちの有り様なんだなあと嬉しくなりました。

 ☆宇宙の中での青白い光や黄色っぽい線が、弧を描いて飛んでいるのが見えました。

この詩のあとは、私の詩を5つ、朗読しました。

PIECES1foto3 (2) 友達ごっこ、家族ごっこ
 親子ごっこに、恋人ごっこ
 必死でやって、一番疲れる 自分ごっこ

 仮面の中身を見たいのに、
 いいところで、いつもトンズラ、卑怯者
 逃げることにも、もう飽きた

 ちょっくら、覗くことにした
 たいしたことない、自分の中身(恵矢)

PIECES1foto4 (2) 人に生まれても
 人になれなくて泣く

 遠すぎる
 重力が光になる場所
 (恵矢)

 


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アンケートより
☆詩の朗読とは、風を感じたり、美しい花を見たり草を見たり、本当に全身でやって、始めて空間が立ち上がる。

☆一番に迫力に驚きました。色んな人、風景が浮かんできて、楽しかったです。
  
☆あの時間は、最初から最後まで、まるで私のために語りかけてくれているようでした。
 まず最初の一篇、二篇でガツンときて、姿勢が正される思いでした。
 自分ごっこの詩は、自分の日々のごっこ生活を問われているようで、思わず座り直したのです。
 最後はやさしくなでられているようで、優しさで会場がいっぱいになって、明るい気持ちで
 帰路につきました。

トークを挟んで、少し恋愛のような私の詩、『夜桜』『桜が咲いて』の二篇を読みました。

20150502PIECES1-1 (1) 私は詩そのものが好きです。また朗読家でもあります。
 ですので、ライブでは他の詩人の詩も読みました。
  詩はとても濃密で、まるでひとつの詩が、ひとつの物語に匹敵するようです。
 連続して聞くのは大変ですので、間にトークも挟みました。
 
 
 最初の詩人は、金子みすゞ。『桜の木』を朗読しました。
 その前に箱、ものを入れる箱について、お話しました。


みなさんもそうだと思うけれど、自分は小さい頃は箱に入っていなかったと思う。
大きくて重い箱、性別、金子みすゞという詩人を考えると箱について考えます、
そんな話をさせていただきました。

junjunさんが、即興芝居の中で、この箱というキーワードもいれてくださって、
この日はライブを通して、はからずも箱がテーマになったようです。

吉野弘の『日向で』『生命は』という詩も読みました。
PIECES1foto11 (2) 日向ぼっこを感じながら、読みました。
 日向でハエをみて、それが詩になることにも驚きですが
 そこから、人間がどんな存在か、が語られます。
 難しい言葉は一言も出てきません。

 完全に脱帽です!



宮澤賢治『原体剣舞連』
junjunさんのパートの後、ライブは終りへと向かいます。
今年のライブでは毎回朗読する宮澤賢治『原体剣舞連』です。
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宮澤賢治は、自分の詩を心象スケッチと呼んでいました。
男たちが、半月の下、かがり火をたき、舞う様子を描きながら、
そこには多くのイメージが登場します。
リズムと躍動感に溢れ、イメージに溢れ、自然に溢れ、スケールが大きい詩人です。

片刃の太刀をひらめかす、原体村の舞手(おどりこ)たちよ


書き言葉であるため、難解な語を一回聞いただけで、ご理解いただくのは難しい詩人でもあります。
けれどもそこは言語造形家魂として、現代にはないこの詩人のスケールの大きさが伝わるよう
ありとあらゆること、できることの全てをしていきたいと思っています。

PIECES1haratai2 PIECES1haratai1 

アンケートより『原体剣舞連』について
☆原体剣舞連は感動しました。スタジオのいろんなところから声がしているようで、
 お部屋中をいろいろな重さとか、温度とか、色を持った言葉が満たしているようでした。
 これを聞くために、次回も絶対来よう!と思いました。

☆言葉の響き、リズムをただただ楽しんでおりました。

☆原体村での勇ましい剣舞を見ながらも、夜空に一人漂っている感覚がありました。

☆本当に目の前に銀河が広がっている感覚になりました。

☆原体剣舞連の時は、自然を感じて空間も広がって、おおらかな気持ちになって
 ほっと一息つけた感じです。

アンケート ライブ全般について
☆人生は様々なこと、なんでも あるけれど、
 生きているのは、生きる というのは、良いものなのだと思いました

☆詩は言葉が少ないのに、長いお話を聞いたような満足感がありました。

☆まだ自分の中で声がこだましているようです

☆声が触れてくる、と思いました。

☆ことばは炭酸のように、しゅわしゅわと空間に解き放たれては消えていったけど、
 終演後、わたしの心は満ち満ちていました。

☆詩の朗読、というのは初めての体験でしたが、
 今まで本で読むことしかなかった詩というものが
 直に伝わってくる、文字で繋ぎ止められていた言葉が
 生きて届いてくるような感じでした。絢絢さんの世界にも引き込まれました。
 女として生きることの困難さ、さらに表現者として生きることの厳しさ、
  そのことに考えさせられ、悩まされる中、
 ライブの終盤ではそれが肯定される終わり方で、
 やっぱり自分の在り方を認めていきていくしかないのだ、と改めて思いました。

☆たくさんの響き、いろんな音色
 おなかいっぱいすぎるくらいに、たっぷりのごちそう。
 いろんな味がして、軽くても重くても、どれも深みのある味わいで
 楽しい、おもしろい という言葉が
 こんなに自分の奥からやってくるとは。
 ことばの力ってすごい。
 人の力って、すごい。
 生きてるって、すごい。
 なんだか、そんなことを感じました。

☆ トークの中に出てきた「箱」、金子みすゞさんの人生や『桜の木』とジュンジュンさんの『女業』が
 響き合っていて、波がひたひたと、時にはざぶーんと押し寄せてくるようでした。
 『しるし』は亡くなった父の面影?残像?のようなものに出会えたような、
 触れられたような不思議な感触を覚えました。
 あれはなんだったのか・・・・・・・滅多にないことが起こったのだと思いました。


アンケート ゲスト出演junjunさん特集 大好評でした。絢々さん、ありがとうございました!
☆痛いほどの熱が伝わってきました。
 即興も逸品で、じゅんじゅんさんとことばの世界で遊べて、ホント、楽しかったです。

☆「女業」の最後に女の子が車の窓から見た街の灯りが、とてもきれいで悲しくなりました。
 即興芝居はすごいですね。一瞬のうちにお話を考えて、たぶん演じている間も頭の中は
 ぐるぐる考えていらっしゃるだろうに、少しもそんな気配は見せず、観客の前にたち続けている
 意識がすごいと思いました

☆ 『女業』では、「箱」の一つの形をくっきりと見せてくださいました。
  母から娘、娘から母への変化(へんげ)がすごかった!
  箱の中にぎゅうぎゅう入れられて、年は大人でも、小さな少女みたいという女性が感じられました。
  即興芝居、すごかったです。いつ考えているんですか!?と思いました。
   そして最後がちゃんと箱のテーマの一つの答えになっている・・・
  もう本当にすごいとしか言いようがありません。

☆即興芝居、おもしろい!

☆一人芝居にはもうただただ圧倒され、また即興は楽しく拝見しました。

次回のライブ
7月4日(土)ゲスト出演は詩人のnorikoさんです。
私もnorikoさんもこの日のために新しい詩を書いています。
どうぞお楽しみに!ご予約受付中です。



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