言語造形とは?

言語造形とは?

Dornach3言語造形はシュタイナー教育の創始者、ルドルフ・シュタイナーとマリー・シュタイナーが新しく提唱したことばの芸術です。ルドルフ・シュタイナーは日本では「シュタイナー教育」の創始者として有名ですが、農業、建築、絵画などの芸術改革、医療改革、キリスト教改革など、活動は多岐にわたりました。シュタイナーのことばの分野における改革のすべてが「言語造形」という芸術にこめられています。
ドルナッハでは創始者であるマリー・シュタイナーの孫弟子の方々を恩師としてもつことができました。どなたも強烈な個性で、人間国宝とお呼びしたい実力今も忘れられないレッスンを日々、していただきました。
ドイツ語と日本語には大きな隔たりがありますが、言語造形の真髄まで降りていくとすべての言語に共通することばの泉がありました。見ようとすればどの言語にも存在している、このことばの泉を私は日本で伝え続けていきたいです。

言語造形の3つの真髄とは?

ほかの演劇や朗読のメソッドのどこを探してもない3つのものがあります。

  • 言語造形練習文(ひとつひとつの音に意味がある)
  • ことばを3つの世界として捉える考え方
  • 6プラス1のことばの身振り

ヴォルテではこの3つ全てを学ぶことができます。

ひとつひとつの音に意味がある Kの音の例

Lessonfukei0001-2言語造形の真髄の一つ、音の意味について、具体例をお話しさせてください。
音にはその人が表れます。できない音を訓練すると、その音は自分が持つ固有の質をプレゼントしてくれます。
たとえば子音のK(カ行)ですが、何かを質問したときにすぐに答えられない人、話の要点が定まらない人は、たいていKの音が弱いです。普段の身動きの様子も歯切れが悪い傾向があります。
3回シリーズの講座で出会ったある方に、Kの音と蹴る動きを組み合わせた練習文をお教えし、自宅でも練習していただきました。最後の講座で拝見すると大きな変化でした。「変わりましたね」とコメントすると、みなさんの前で嬉しそうにこうおっしゃいました。
「勤務先の幼稚園で、『先生、叱れるようになったね』って子供たちに言われました。今までずっと叱れなくて、ほかの先生にも『叱れるようになるといいね』って言われていたんです」
明瞭さを与えてくれるKですが、最初のシュタイナー学校で風邪ばかり引いている先生を、シュタイナーはこう叱りました。
「言語造形の練習が足りないからです!Kをしなさい!」

聴こえるもの

シュタイナーは訓練した言語造形家の耳には何が聴こえてくるのかを、こんなふうに述べています。

人間が芸術的に言葉を造形するとき、
体、魂、精神の健やかな相互作用と調和の状態が現れでる。

体は、精神を自らの中に正しく組み入れられるかを現す。
魂は、精神がその中で真に生きているかを現す。
そして精神は、肉体的作用として直接、目に見えるように現れでる。

『言語造形の本質と方法論』ルドルフ・シュタイナー

 

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