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話し方を変える・生き方を変える、言語造形人間学  進歩と進化

話し方を変える・生き方を変える、言語造形人間学  進歩と進化

2016年07月02日(土)

話し方を変える・生き方を変える、言語造形人間学  進歩と進化について
WORTEではストーリーテラーの育成をしています。
自分の話し方と取り組むのは自分のあり方と取り組むことなので、
しんどいこともありますが、出来るようになると、とても嬉しいです。
講座ではよく進歩と進化について、お話しています。

上昇する螺旋
シュタイナーはあるとき、こんなことを言いました。
「ニーチェは人間は同じ円の中を回っているだけという発言したが、
たしかに人間は同じ円の中を回っている。
しかしそれは上昇する螺旋(らせん)なのだ」(図1)
進歩と進化 図1
出来ないことが出来るようになる。
少しずつ、知識が増えてくる。これは進歩です。
今、自分がいるところから、一歩でも前進する。それが進歩です。





上達には進歩と進化がある

でもよく見ると、上達には進歩と進化がある。そんな印象があります。
ヴォルテで目指しているのは「進歩しながら、進化する」です。
それにはどうしたらいいのでしょうか?
もっと言うなら、進歩と進化の違いはどこにあるのでしょうか?

最初に結論から言ってしまうと
「やはり自分を超えていくかどうか?」
なのではないかと思っています。

進歩と進化 図2

図2を見ていただくと、同じ円にいたはずが、
ぐっと上にいくそんな箇所があります。
この力はどこから来るのでしょうか?(図2)




練習文とお話の違い
言語造形練習文では、自分の出来ないことに取り組みますが、
ヴォルテのレッスンは必ず芸術的な活動(作品を仕上げる。お話を仕上げる)ことと並行しています。

練習文では出来なかったことが、お話だとすっと出来る。
そんな光景を何度も目にしました。

お話は贈り物。言葉は贈り物。
そう銘打ってレッスンしています。
贈り物をしようとして、お話と取り組むとき、自分と取り組むとき、
人は自分を超えられるのかもしれません。
やはり真剣に取り組んだお話のほうを、自分よりも優先させるとき、そんな小さな奇跡が起こるようです。


聖書の中にこんな言葉があります。
「たといわたしが、人々の言葉は御使いたちの言葉を語っても、
もし愛がなければ、わたしは、やかましい鐘や騒がしい繞鉢(にょうはち)と同じである。
たといまた、わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識に通じていても、
また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。
たといまた、わたしが自分の全財産を人に施しても、
また、自分のからだを焼かれるために渡しても、もし愛がなければ、いっさいは無益であ る。」
(コリント人への第一の手紙13:1-3)

とても有名なパウロの愛の讃歌です。

進歩を目指すとき、同じ円を巡る誘惑がある
進化というのは、言うなれば、自分が進化すること。
自分のためといえるかもしれません。
けれどもその先に利他の精神のようなもの、
贈り物精神がなければ、結局同じところを回ってしまいます。
それではぐっと上昇できない。(図2)
でも自分に取り組んだり、声や言葉に取り組むとき、
どうしてもこの誘惑があります。

愛というのはとてもここで定義できるものではないですし、
愛しているつもりがエゴまみれだったりします。
境界線は引けないです。
実際に愛の体験の中で真摯にしていくしかない、と
詩人としての恵矢は感じています。
愛という要素がなければ、人は進歩から進化への大きな一歩を
遂げられないのではないでしょうか?

言語造形練習文で、音について、人の見方についてかなり学び知識がつきます。
進化するには、やはり進歩は必要です。
自分はなんにも変わりたくなくて、根底から変わる進化を望むのは、ちと難しいですね。
けれどもそのときに、俯瞰して見ることができず、進歩のみに目がいき、
実は同じ円を回り続けることが生じやすいです。
それでは意味がないのではないか、むなしいのではないか、と思います。

そして何よりも、ググッと上昇の前後はいろいろなことが起こります。
大きな変化が生じます。生きている実感や手応えがあり、楽しいです。

来週金曜日の講座では、
進歩をまずは目指します。でも愛のある目で周りの人、そしてご自分自身を見ていただきたいと思います。
それでは蒸し暑いですが、よい週末をお過ごし下さい!

言語造形人間学について
言語造形人間学は恵矢のオリジナルの造語です。
シュ タイナー夫妻の始めたことばの芸術、言語造形を20年間実践し、ことばの音(子音、母音)と身体や動き、意識との関係、人間の成長との関係などを研究して きました。延べ人数1.643名にお話を教えること、オリジナルの言語造形練習文を個人レッスンで各自に適応することで、その確実さを確認してきました。 言語造形人間学はシュタイナーの言語造形の精神が結実したものです。ヴォルテのレッスンは言語造形人間学に基づいて行われます。またヴォルテの上級クラス では、集中講義としてその理論の講義を受けることができます。



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