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言語造形からの贈り物13 ~な行(N)からわかることその3~

言語造形からの贈り物13 ~な行(N)からわかることその3~

2015年08月09日(日)

言語造形からの贈り物13 ~な行(N)からわかることその3~
舌が出て話す人には内に入る力が強い人が多いことをお話しました。

歩くレッスンではゆっくりに当たる人です。
今日はどんなレッスンをしているのか、お伝えします。


舌は魂的な触覚器官
シュタイナーは舌のことを「魂的な触覚器官」と言っています。

舌が出てしまう理由は二つあります。
舌に意識がないか、歯を意識していないことです。

自分の内にとどまる力が強いため、舌が出ている場合、
歯に意識がないことが理由のことが多いです。
そこで歯、体を練習文を話すときに、歯や体を意識していきます。

そうすることで自分の内と外の境界線がわかっていきます。
舌はここから前へは行ってはいけないんだな、そういう境界線です。

話している時が肝心
体だけのワークでは、言葉は治りません。

言葉を発する時の、体(意識)の使い方が問われているからです。
いくら前もって体をほぐしても、「さあ話すぞ!」と
テキストの紙を手にしたとたん、いつもの喋り方に逆戻りしてしまいます。
頭を後ろに反り返らせたり、肩が緊張して固まっていたり、手をギュッと握っていたりします。
せっかくほぐした体も、台無しですね。

そのためWorteでは、話すときに意識がどこにあるのか、
動きを使って、認識していきます。


歯、骨を意識するには?
言語造形練習文を使います。
言語造形練習文は子音や母音を効果的な順番に並べた文章や単語で、
オリジナルものを100以上作り、実際に15年以上レッスンしてきました。

ここでは、歯を意識していくレッスンをします。
Sの音を使います。あまり前に出すぎないようにして話します。
「前って、どこからが前なんですか?」という話になります。

「しゃ」「さ」「け」の音がある順番で連なる練習文を言いながら、
自分と外との間にしっかりと境界をつくる動作をし、
そこから前へはみ出ないように、発音します。

「え?これが前なんですか?」
「後ろ過ぎますよ」
「後ろだからって、重心を下にしないでください。骨盤に意識を」
「こうなってますよ」

このプロセスで
話している時に意識が、肉体にいくようになります。
歯、内と外との境界を作ってくれるもの。
舌はここより前にはいかない、そのリミットがわからなかったんですね。


そのために、ニョロニョロ、にゅるにゅる、ズルズル、ちゅるちゅる、
舌が出ていたのですね。
直接、触られている感じがする。と書きましたが、
はい、こんな風に舌が出ていると、聞こえるのです。
訓練をしていないとあまり意識にのぼりませんが、
こんなふうに触れられています。

次回はNに有効なほかの動きをお伝えいたします。


言語造形人間学について
言語造形人間学は恵矢のオリジナルの造語です。
シュ タイナー夫妻の始めたこと ばの芸術、言語造形を20年間実践し、ことばの音(子音、母音)と身体や動き、意識との関係、人間の成長との関係などを研究してきました。お話を教えるこ と、オリジナルの言語造形練習文を個人レッスンで各自に適応することで、その確実さを確認してきました。言語造形人間学は、シュタイナーの言語造形の精神 が結実したものです。ヴォルテのレッスンは、言語造形人間学に基づいて行われます。またヴォルテの上級クラスでは、集中講義としてその理論の講義を受ける ことができます。



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